【読書】エディージョーンズ強くなりたいきみへ!
にわかラグビーファンである。元来、野球よりも動きのあるサッカーが好き、熱い格闘技も好きだった私。そんな私のスポーツ観戦欲をラグビーは満たしてくれました。
プレーも素晴らしいが、日系の監督エディージョーンズ氏はとても有能で魅力的におもえた。コーチとしてどんな指導をしているのか、また強いチームをどうやって作っているのかも気になっていた。
ドキュメントもいくつか見たことがあるが、決定的にこれがこの人をつくっているのだというものは発見できなかったのだが、この本を読んで「なるほど」と思った。
監督が幼少期に父親から「GO ゆっくり」という言葉をかけられていたそう。そしてその言葉を実践していた。行動に移していた。
例えば、試合で負けそうになると頭が混乱する、誰だってそうだと思う、そしてどうやって攻めたらいいかわからなくなることがある。 でも、次にやる事は、「1つ」なのです。欲張っても、まず「1つ」しかできないのです。焦っているときほど、冷静になって「次の一手」を見極めれば、必ず光が見えてくる。 という。
この言葉のおかげで、忍耐力や冷静さがやしなわれた。と言っている。
確かに、どんな時でもやれることは「1つ」なんだと。将棋やチェスでもそう。
どんな状況に置かれても、次出来ることは「1つ」なんだと。冷静に、見極め、実践し、状況が変わればまた、冷静に見極め、1つ行動する。これの繰り返しなんだと。
感情に振り回されず、生きるという知恵もそこには隠されている。
GO ゆっくり
なかなかいい言葉である。